内容 方法 レビュー 増田一哉 方法 レビュー内容
要するに、世の中に出回っている本に書かれているしつけ方法でも、
猫をしつけることはできないということです。
ネコに「しつけをつける」のは大変難しいです。
ネコは犬とは違い人間のために働く、
人間を喜ばせるために「改良されてきた」動物ではないからです。
私はネコをしつけるよりも、自分が「ネコにしつけられる」方が楽だと思っています。
ただし、「ネコにしつけられる」の意味は、ネコをわがまま放題に放任する
鳴けば「お腹がすいたのね」と餌を出し噛みつかれても「私が好きなのね」と我慢し
ソファや柱で爪研ぎされても「しょうがない。かわいいから」と諦めることではありません。
人間と一緒に生活するために、
ネコにも最低限覚えて欲しいルールがあります。
ネコにとって人間との関係は「飼い主」と「ペット」という認識ではないでしょう。
しかし、人間が自分(ネコ)とは違う「生き物=人間」であることを、
忘れてもらってはこまります。
ネコの顔色を伺ってご機嫌を取るだけ−挙げ句の果てに
同居生活がぎくしゃく困った関係にならないように。
飼い主(同居人)は餌をくれるし、トイレの掃除もしてくれる、
かわいがってくれる
けれど「これ」をしたら同居人に叱られる、
同居人が嫌がる、同居人が悲しむだからやってはいけないことがある、
と覚えてもらいましょう。